今回は競馬で購入する馬券の種類について解説します。
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競馬では1~3着に来る馬を予想して馬券を買うのですが、その買い方にも様々な種類があります。買い方による当たりやすさや配当の違いも様々です。
買い方・買い目を説明する前に、オッズについて解説します。オッズとは、馬券(勝馬投票券)が的中した際の換算払戻率を示しています。と言ってもわかりにくいので、簡単に説明すると、
オッズ 1.0倍 → 100円
10倍 → 1,000円
100倍 → 10,000円
というように、オッズを見ると払い戻し金額が分かるということになります。ちなみに、馬券は1点100円で購入なので、オッズが1.0倍の時は100円で馬券を買って当たったら100円になるということです。
オッズを見ることで人気の馬を知ることができます。より多くの人が購入するとオッズが下がるので、つまりオッズが低い馬が人気の馬、オッズが高い馬が不人気(=穴馬)ということになります。
続いて馬券の買い方・買い目は、以下の通りです。
単勝・複勝
ワイド
馬連・馬単
枠連・枠単
3連複・3連単
順に説明します。
単勝・複勝
単勝は、1着に来る馬を予想します。つまり、レースに勝つ馬を予想するのです。これはとてもシンプルでわかりやすいと思います。
複勝は、1~3着に来る馬を予想します。こちらは単勝とは違って、3着以内に入れば良いので単勝よりも当てやすいです。しかし、着順が高かったからといって配当金額が上がるわけではありません。1~3着のいずれでも配当金額は変わりません。
単勝と複勝の払い戻し金額を比べてみると以下の通りです。
種別 | 平均配当 | 最低配当 | 最高配当 |
単勝 | 986.5円 | 110円 | 22810円 |
複勝 | 337.2円 | 100円 | 7580円 |
金額は単勝の方が高いですが、複勝の方が当てやすいです。払い戻し金額が高いからたいって単勝が良いというわけではないということです。競馬は当てなければ意味がないので、そこも含めて予想すると良いですね。
ワイド
続いてワイドです。ワイドは1~3着に来る馬を2頭予想します。先ほどの単勝と複勝はそれぞれ1頭を予想するものですが、ワイドは2頭になります。
2頭の買い方は例えば、1番と5番の馬がどちらも1~3着に来ると予想したら、
1-5
というようになります。この場合、1番と5番がどちらも3着以内に入っていれば、どちらが着順が上でも当たりとなります。また、1着にはならなかったけど、2着に1番が、3着に5番が入線、もしくはその逆というように、3着以内にどちらも入線していれば当たりとなります。
しかし、どちらかが3着以内に入ったとしても、もう1頭が4着以降だった場合はハズレとなります。例えば、1番は1着だけど、5番が4着という場合ははずれです。
このワイドは、2頭が3着以内に入らなければいけないので、単勝や複勝よりも難しいですが、1着でなくても良いという点では当てやすいと感じるかもしれません。
馬連・馬単
馬連は、2着以内に来る馬を2頭予想します。この2着以内のの着順はどちらでも良く、例えば
2-8
のように、2番と8番の2頭の馬を選んだ場合、
1着2番 2着8番
1着8番 2着2番
のように、1着・2着に選んだ2頭の馬がどちらも来れば、どちらが1着でも当たりとなります。
しかし、どちらかが1着だとしても、もう1頭が3着以降だとハズレになります。
続いて馬単は、1着・2着を予想するという点では馬連と同じですが、こちらは1着・2着をそれぞれ予想します。例えば、1着に8番、2着に4番が来ると予想する場合、
8-4
となります。先ほどまでは小さい数字から先に書いていましたが、馬単とこれから説明する枠単、3連単の「単」が付くものは1着・2着それぞれを予想するので
1着―2着(―3着)
というように、数字の大きさに関係なく記します。
ですので先ほどの馬単の場合は、1着に8番が2着に4番が来れば当たりとなりますが、どちらか1頭でも買った馬券と違ったらハズレとなります。また、1着4番、2着8番のように予想した2頭がどちらも2着以内だけど、着順が逆でもハズレとなります。
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枠連・枠単
競馬にはレースごとに馬に分けられた馬番という番号がありますが、それとは別に「枠番」というものもあります。この枠番はレースの出走表を見ると、馬番の横に書いてあります。
馬番は1頭ずつ1~最大18まで番号がふられていますが、枠番は1~最大8までしかありません。馬番の番号の小さい順に枠の番号がふられます。枠番はそれぞれの枠で同じ頭数になるようになっています。ですので、頭数が少ないレースだと1つの枠に1頭になり、頭数が多いレースだと1つの枠に2頭もしくは3頭入ることになります。
では、枠連の解説に入りますが、基本的に馬連と同じです。1着2着の2頭を予想し、2着以内の着順はどちらでも良いというものです。馬連の馬番が枠番になったということです。
ただレースによっては、枠に2頭もしくは3頭いることになるので、その場合は馬連より当たる確率が上がります。
続いて枠単ですが、こちらも馬単とほとんど同じ考えで大丈夫です。1着2着をそれぞれ予想し、その通りに来たら当たりとなります。しかしこちらも馬単と同様、1着2着をそれぞれ予想するので、どちらも2着以内だとしても予想した着順と逆ではハズレになってしまいます。
3連複・3連単
全段落までは、1頭もしくは2頭を予想する買い方でしたが、最後の3連複・3連単は名前の通り3頭を予想します。なので、他の買い方よりも難易度が高いです。
まず3連複は、3着以内の3頭に来る馬を予想します。こちらは3頭全てが3着以内だったら着順は関係ありません。例えば、
2-9-15
と予想した場合、この3頭が全て3着以内に入ればどの着順でも当たりです。
続いて3連単は、3連複と同様に1〜3着までの馬を予想しますが、着順も予想します。例えば、
9-15-2
と予想した場合、1着9番、2着15番、3着2番となれば当たりですが、1頭でも違うと当たりにはなりません。
また、全て1〜3着に入っているけど、着順が違うとハズレになります。上記のもので例えると、
○ 9-15-2
× 15-9-2
× 9-15-3
のように予想した通りに来ないと当たりにはなりません。
この3連単がいちばん当てるのが難しいです。しかし、その分配当も高くなります。
まとめ
以上が馬券の種類になります。
簡単にまとめると、単勝・複勝は1頭で単勝が1着、複勝が1〜3着。ワイドは1〜3着を2頭。馬連・馬単・枠連・枠単は1着2着の2頭、3連複・3連単は1〜3着の3頭で、馬連・枠連・3連複は着順は関係なく、馬単・枠単・3連単は着順まで当たる。そして、枠連・枠単のみが枠番でその他は馬番で記すということになります。
様々な種類がありますが、高額の配当を狙って3連単を買うと当たらないこともありますし、逆に当たりやすい複勝をたくさん買うと当たっても低額配当もしくは買った馬券の金額よりも少ない配当になってしまうこともあります。
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初心者の方には単勝や複勝、ワイドがおすすめですが、自分が得意な買い方を見つけたり、レースごとに買い方を変えるのもおすすめです。